Googleは、生徒が、仮想現実（VR）ヘッドセットを使用して、学校にいながら、万里の長城の見学旅行を体験できるようにする。 2015年9月28日
By Georgia Wells、WSJ
Bronx Latin Schoolのクラスでは、Google Cardboard仮想現実（VR）ヘッドセットでの見学旅行で、アステカ族の遺跡を訪問した後、課題を作成している。
Googleは、Bronx Latin Schoolに、生徒が、スマートフォンをセットして、火星、グレートバリアリーフ、あるいは、万里の長城といった場所を、仮想的に見学旅行できるようにする、ダンボール製のゴーグル（VRヘッドセット）を提供した。
Googleは、2015年に、世界中の何千もの学校に、ダンボール製のVRヘッドセットで体験できる、仮想現実（VR）見学旅行プログラムやツール、「Google Expeditions」を提供する予定であると述べた。
Googleは、世界の学校に、生徒が、スマートフォンをセットして、これらの仮想見学旅行を仮想体験できるようにする、ダンボール製のVRヘッドセットを提供する。
このダンボール製のVRヘッドセットは、ASUSなどのAndroidベースのスマートフォンをセットして使用することができる。
また、教師は、タブレットを使用して、生徒のVR見学旅行を支援することができる。
Google Cardboard互換のVRヘッドセットは、Google Cardboardビューア・アプリをインストールした、スマートフォンをセットして使用する。
Google Cardboardビューア・アプリをインストールした、スマートフォンをセットして使用する、Mattel View-Masterという、VRヘッドセットもある。
生徒は、バスに乗ることもなく、「ハロー・チチェン・イッツァ！」というだけで、目的地に行くことができる。
Googleは、スクール・バスを使うことなく、教師が、生徒を見学旅行を仮想的に体験できるようにするツール（VRヘッドセットやビューア・アプリ）と、VR見学旅行のコンテンツを提供する。
Googleは、2015年5月に、学校向けのVR見学旅行体験プログラムを提供することで、学校教育に貢献すると発表していた。
Googleは、最近、ニューヨーク市のBronx Latin Schoolで、新たな仮想現実（VR）見学旅行プログラムをテストした。
生徒は、古代のアステカ族の遺跡を探索したり、メキシコのマヤ文明の遺跡、チチェン・イッツァの上に登ったり、アステカの首都にあるテノチティトランの彫刻を調べたりできる。
GoogleのVR見学旅行は、生徒が、大学に入学するのを支援することもできる。
このVR見学旅行プログラムには、大学のキャンパス・ツアーを、生徒が仮想的に体験できるようにしたものもある。
このVRヘッドセットのキットを、Googleから提供して貰うためには、６名以上の教師が、このVR見学旅行プログラムにサインアップする必要がある。
このVR見学旅行プログラム用のVRヘッドセットが、Googleから送られた、最初のクラスは、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランド、英国、および、米国の学校であった。
このGoogleのVRヘッドセットの素材は、安いダンボール製であり、簡単に組み立てることができる。
VRヘッドセットにセットした、スマートフォンのディスプレイ画面には、球状の360度の映像が表示され、生徒が、仮想的に、見学旅行を体験できるようにする。
このVR経験は、FacebookのOculusほど、洗練されていないが、従来の写真を見るよりも、よりも遥かにイマーシブである。
この実験プログラムの考察によると、仮想現実が、従来の学習よりも、生徒に対し、より深い感情的な接続を形成することを示していたという。
仮想的な見学旅行を教室にもたらす、VRヘッドセットの画面に表示されるコンテンツは、書籍や従来の学習技術を補完する「ブレンド学習」の例である。
殆どの学生は、従来の1対多の授業モデルを採用した教室で学習している。
しかし、VRヘッドセットで、VR見学旅行を体験すると、気分が悪くなったり、目まいを感じたりする生徒もいたという。
