Heavyが選んだ、Google Cardboard互換のVRヘッドセット・キットのトップ５を紹介する。 2015年2月12日
By Matt Malmlund、Heavy,com
（続き）
Nintendoの、Virtual Boyは、2000年代初めのアーケードVRブームに登場した、仮想現実（VR）を体験できるゲーム機であり、VR技術として、かなり実用的な段階に近づいていた。
このVRヘッドセット市場には、HTC、Samsung、Valve、および、Sonyのような、メジャーなベンダが参入し、成長している。
現在、ユーザは、さまざまな開発者キットの形態で、メジャーなベンダのVRヘッドセットを利用できるが、VR対応アプリやVRコンテンツは不足しており、各ベンダは、自分たちのVRヘッドセットで利用できる、ゲーム性のある、魅力的な対話型VRコンテンツを含み、さまざまな分野のVR対応アプリやVRコンテンツを充実させるために、VR対応アプリの開発者やVRコンテンツ制作者のエコシステムを拡大させることに取り組んでいる。
現在、最も、手頃な価格で、VR対応アプリやVRコンテンツを体験できる、入門用のVRヘッドセット・キットには、Google Cardbordがある。
Google Cardbordは、その名の通り、ダンボール製のDIYタイプのVRヘッドセット・キットであり、AndroidベースかiOSベースのスマートフォンを装着して、VR対応アプリやVRコンテンツを体験できるようにする。
３．I AM CARDBOARD EVA版
I AM CARDBOARD EVA版のVRヘッドセットの高品質なキットは、ダンボール製よりも、約10ドル高い、丈夫な、EVA発泡スチロール製である。
I AM CARDBOARD EVA版のVRヘッドセットの見た目は、クールであるが、スマートフォンをセットし、ひもで顔に装着したときに、いくつかの深刻な問題があった。
I AM CARDBOARDの発泡スチロール版とダンボール版のどちらも、ユーザは、タブの番号に従って、数分間で、容易に組み立てることができる。
発泡スチロール製のI AM CARDBOARD EVA版は、強力な磁石のボタンを持っており、VRヘッドセットを、あまり違和感なく装着できるようにする、パッドやヘッドバンドも付いている。
I AM CARDBOARDのVRヘッドセットのEVA版は、まだ、２版にアップデートされていないが、敏感な磁石セレクタや、発泡スチロール製のタッチパッドが使用されている。
このVRヘッドセットは、６インチの画面を持つ、Samsung Noteサイズのスマートフォンまでフィットするようだ。
・価格：35.00ドル
利点：
・着け心地のよい。
・NFCタグが付いており、VR対応アプリを自動的に起動できる。
・耐久性のある、EVA発泡スチロールの素材を使用している。
欠点：
・ヘッドバンドが小さい。
・ケース付きのスマートフォンをセットできない。
・２版は、まだ提供されていない。
４．SoyanのVRヘッドセット・キット
SoyanのVRヘッドセット・キットは、耐水性のある、セミ・プラスチック製で、発泡スチロール製のGoogle Cardboard互換のVRヘッドセット・キットよりも、少しだけ丈夫で、長持するだろう。
SoyanのVRヘッドセットは、最大５インチの画面のスマートフォンにフィットするよう、設計されているので、６インチの画面を持つ、Samsung Noteサイズのスマートフォンをセットすることはできない。
SoyanのVRヘッドセットには、磁石セレクタがあるが、うまく動作しないようだ。
また、SoyanのVRヘッドセットには、NFCタグが付いているが、プレプログラムされていないようだ。
このため、VR対応アプリを、自動起動できるようにするためには、NFCタグをセットアップする必要がある。
・価格：19.88ドル（通常価格の56%割引）
利点：
・スマートフォンを確実にセットしやすい。
・NFCタグが付いており、VR対応アプリを自動的に起動できる。
・耐水性のある、セミ・プラスチックの素材を使用している。
欠点：
・磁石コントロールが、特定のスマートフォンのモデルと互換性がない。
・最大５インチのスマートフォンまでにしか、フィットしない。
・NFCタグは、プレプログラムされていないので、セットアップする必要がある。
５．NFCGUYZ Google Cardboardキット
NFCGUYZ Google Cardboardキットには、NFCタグが付いており、VR対応アプリを自動的に起動できる。
NFCGUYZ Google Cardboardキットは、磁石セレクタと、40mmの焦点レンズを持っている。
・価格：12.99ドル（通常価格の52%割引）
利点：
・最も安い、Google Cardboard互換のキットである。
・NFCタグが付いており、VR対応アプリを自動的に起動できる。
・容易に組み立てられる。
欠点：
・他のキットのVRヘッドセットよりも壊れやすい。
・40mmの焦点レンズは、あまり正確に焦点を合わせられない。
・価格の安さ以外に、他のキットと差別化できる要素がない。
