【通勤読書】19:龍崎さんと虎生さん

<『龍崎さんと虎生さん』 くずしろ>
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この本は、『ラブデス。』読後、個人的に「くずしろ作品強化期間」に入りまして、その時に買いました。タイトルにもなっている『龍崎さんと虎生さん』に加え、『下衆ノ極ミ乙女』『言わない 言えない 言いたくない』『きみのせい』『源さんはビッチ』『私の好きな人は国語が苦手』『沙耶ちゃんは空気が読めない』からなる短編集です。どの作品も素敵だったのですが、読んでいて、一番苦しかった『下衆ノ極ミ乙女』と、一番楽しかった『私の好きな人は国語が苦手』に注目して書いていきます。
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『下衆ノ~』は、玲奈のへたれっぷりを見るのも、莉子の意地悪っぷりを知るのも苦しかったです。だけど、気になって何度も読み返してしまう。違う結末にならないものか、と願いつつ、何度もページをめくりました。当然、ラストは変化しないのですが、玲奈の「うっかりポエムを読むほどのメンタル…」の台詞で、もらい泣き。メンタル弱っている人には劇薬のようなお話です。お気をつけください。『私の好きな~』は、越前先生が最初から、自分の好きな人が教え子の沙耶だと宣言してくれているので気が楽でした。だけど、大人だから、先生だから、と静かに葛藤する越前先生の心の動きがもどかしい。沙耶には笑わせてもらいましたが。
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あと、『下衆ノ極ミ乙女』の莉子が高校時代に着ていた制服と、『源さんはビッチ』『私の好きな人は国語が苦手』『沙耶ちゃんは空気が読めない』の三部作(?)の制服が同じなので、「もしかしたら、越前先生も母校だったりして、それで玲奈や莉子と越前先生は同級生だったりして」などと妄想を膨らませてみたりしました。泥沼大学生編の続編があれば、そこも注目したかったりします。そして、この本は電子書籍で購入しましたが、本体の表紙と裏表紙が『EXTRA PAGES』として載っていたのが嬉しかったです。紙媒体でなくても、『おまけ』は欲しいですから。という訳で、おススメです。
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(写真は著者撮影)
※今後は紙媒体ではなく、Kindleで購入後、スマートフォンで読書することが増えるため、今回から添付写真がこのスタイルになっております。ご了承ください。
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◎関連リンク
・一迅社ウェブ コミック百合姫新刊情報
http://www.ichijinsha.co.jp/yurihime/
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Kindle作家と会社員の兼業。AmazonKindleにて小説発売中。通勤中の読書をテーマにのんびりと執筆していきます。

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