情報収集のプロ

  by 木村秀一  Tags :  



今日ぼくがいつものように部屋ですごしていたら、親が入ってきて実に興味深い話をしていったので今回はそれをシェアしたいと思う。

その話というのは…。
今、印鑑のセールスマンが家に来ているらしいのだが、どうやらその人、姓名判断というのか人の名前に使われている文字を見て占ってくれるらしいのだ。
そして、もう自分たちはやってもらったので今度はぼくの番らしいのだが、できれば本人もいたほうがいいとか言われたらしく、それでぼくの部屋まで呼びに来たらしい。

ぼくは占いなんて統計学みたいなもので、軽く聞き流すぐらいでちょうどよいと思っているのでその誘いにはお断りしたのだが…。
この親の行動にはいろんな意味で感心させられた。

まず、一応印鑑屋さんのセールスマンというふうになのってはいるが、本当のところはわからないのに完全に信じてしまっているというところ。
そしてそんなわけもわからない他人に家族構成などの個人情報をぺらぺらしゃべってしまうマインド。
もうあきれることを通り越して、感心させられた。

名前から占うわけだから、家族全員の氏名、年齢、甥っ子が通っている学校や勤めている職場なんかも会話の流れで話してしまったと思っておいたほうがいいだろうな。
さらに、ぼくは会わなかったが、もしホイホイ会いに行ってたらもっとたくさんの情報を持っていかれていたに違いない。

「人を見たらドロボウと思え」とまでは言わないけど…。
もっと冷静な行動をしてほしかったとは思う。
この調子できっと簡単に振り込めさぎとかにひっかかってしまうのだろう。

まぁぼくの親の世代は、日本国民総中流階級世代で、日本人はみんないい人という育てられ方をされているから無理かもしれないけど…。

それにきっと家に来たセールスマン風の男も、しゃべりはうまかったのだろう。
向こうはプロだからねー。
何も知らない高齢者から情報を収集するのはおてのものだろう。

だから、仮にぼくが親に「そんな簡単に個人情報とか教えちゃダメじゃん!」とか怒っても何も始まらない。
しばらくは家に来る人や電話などに注意するしかない。

あぁ、あの人が本当に印鑑屋さんのセールスマンでありますように…。

全盲の視覚障害者です。 何かを書いたり、自分なりに物事を研究したりするのが好きです。 よろしくお願いします。