私が経験したブラック企業 その二

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今日の札幌は最高気温24度だそうです。
どうも黒でございます。

本日は、私が経験したブラック企業 第二弾、
これまたなかなかの企業でしたのでご紹介いたします。

ブラック企業事例

【基本情報】
本店所在地:北海道札幌
業種:イベント・広告
社員数:2人
求人発見場所:ハローワーク
働いた期間:2013年3月~2013年9月

面接、採用

こちらの企業は、その一でご紹介した企業が全然正社員の話も出なければ、
存在すら忘れられるので見切りをつけて他の働き口を探そうと思い、
一番最初に応募したところでした。

コソコソと転職活動を始めて、面接に行ったわけです。
オフィスはスタイリッシュなデスクと
きれいに整った資料で印象が良かったです。
で、面接してその場で採用。
前のところと比べてお給料も高くなっていたので、
「これでまともに働ける」とほっとした記憶があります。

業務

筆者の職種は『営業企画』とされて、面接の次にオフィスに行ったときには
名刺、メールアドレス、事務所の合いカギが用意されていて、
「私のことを受け入れてくれた!!嬉しい!!」と感じました。

ところがどっこい、その後事務所に出勤したのはたぶん3、4回。
筆者はイベントの現場担当者として北海道の片田舎に派遣されるのでした。
社長、デザイナーさん、筆者の3人ということで、慢性的な人手不足。

筆者はイベント開催地で派遣アルバイトのコと二人でいる
というのがほとんどでした。
制服来て、毎日汗だくびーしゃびーしゃで走り回り、
施設が壊れると電動ドリルを持って駆け付ける、
クライアントからの無茶ぶりを聞く…
本当になんでもやりました。

ホテルでのイベントだったので、
ホテルの空き部屋に住みこみだったのですが、
最高で21連勤というのがありました。
4週6休で労基署には届けてるけど、週に2日休ませてやるから有給はやらんっていうシステムで。
イベント会場から家まで帰るのに半日かかるのに、そこも休日という。
すごい環境ですわな。

賃金

ここは、基本給17万円に+交通費が出るということで
「なんて良心的なんだ!!」と感動したわけですが。
お給料が期日通りに支払われたのは最初の一月だけで、
そのあとはドンドン遅れて行き、
最終的に2カ月の未払いがたまったのでした。

そのときの社長の言い草は
「お前実家だから、今すぐ給料もらえないと家賃払えないとか
 そういうわけじゃないだろ?デザイナーは独り暮らしだから、優先させてくれ」と。
開いた口がふさがりまてん状態でした。

まとめ

思い返してみると、大変気分の上下が激しい社長さんで。
男性でしたが。「俺は寝起きは機嫌が悪いから話しかけるな」とか
子供みたいなこと平気で言っちゃう人でしたねー。

そして、2月から家族と計画していたGWの家族旅行をキャンセルさせられ、
私が必死に働いている間、社長は奥さんと旅行に行っていたという。
キャンセルでお金戻らなかった飛行機代だけでも出せやって思いましたよ。

私が辞めると言ったときに、
デザイナーさんは「俺はもう少し頑張るよ」と言っていましたが、
その時点で1カ月お給料未払い、
さらに私が辞めた1週間後に解雇になったのでした。
(なんとまぁ!!)

未払いのお給料2カ月分は社労士さんにお願いして無事取り返すことができました。
ハローワークの求人票には「試用期間3カ月」と書いてあったのに、
途中で「お前の力を見極めるために試用期間6カ月に延ばすから」と言われました。
しかもその間は社保、厚生年金なし、まさかの雇用保険にも入ってもらってなかったという。
最後、社労士さん通して手続きしたときにはさかのぼって雇用保険払ってもらいましたが。

あと一つ良かったのは、半年間温泉ホテルに住みこんでいたので
8キロ痩せたということです。(3か月で元に戻りましたが)

本当に自分の見る目の無さに驚いた次第です。
この時点で学んだのは、「マッチング、見極める」とか言う社長にロクなヤツいねぇってことです。
そして、ここから徐々に私の心臓には毛が生えて行くのでした。

【写真】 撮影・イラスト 筆者

『金なし 職なし 男なし』三十路界のヘレン・ケラー 辛いことも笑いに昇華し、いつの日か親に家を買う日を夢見て日々奮闘いたします。 【日々是白目】 北海道/アラサー/白目/肉/バンド/中国語/英語/韓国語/ダイエット/美肌/美白/美脚/歴史/考古学/建築/お笑い/スイーツ/Wワークなど

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