教育機関へのタブレット導入、解せませんね。
筆者にはコンクリートがガラス板に代わっただけの公共事業としか思えません。
タブレットが不適当な理由は2点に集約できます。
1. タブレットはビュアー
故・スティーブ・ジョブズはリビングで寝っ転がってネットをしたり、映画を観るためにiPadを発案したといいます。
タブレットは基本的にビュアーなのですよ。
ビジネスですから、業者は「キーボード接続できてエディターとしても使えます」と営業攻勢をかけるわけですが、手八丁口八丁の世界です。真に受けてはいけません。
エディターとしてのインターフェイスとしては“キーボードとマウス”が最も効率的です。
文字入力、画像・動画編集をタブレットでやってみてください。液晶をツンツン突く作業がどれだけ面倒か分かるはずです。
2. 税金の無駄遣い
美麗なグラフィックのゲームをするわけじゃないんですから、ロー・ミドルクラスのノートパソコンがあれが事足ります。
5万円もあれば必要十分な製品が買えるでしょう。
またBYODで生徒(家庭)の私物ノートを活用する手段もあります。
もうすでにノーパソがある学校もあります。
低予算、もしくは既存製品の利用で教育のICT化はできるのです。
以上が筆者の見立てです。
きっと数年後タブレットは用済みになり、廃棄されるか中古市場に放出されるでしょう。
ヤフオクに流れてきたら興味本位で買ってみようかしら。
画像はいずれも写真ACより http://www.photo-ac.com/